ジンバブエのムガベ大統領が辞任 ヨハネスブルグのヒルブロウでも歓喜の声

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ジンバブエのムガベ大統領が21日に辞任しました。

議会で大統領解任に向けた弾劾手続きが開催された中で、ムデンダ議長が、ムガベ氏からの書簡を読み上げる形で発表したものです。

ムガベ氏は辞任を「ジンバブエの人々の安泰に関する懸念」「スムーズで和平的、非暴力的な権力移行を確実にしたいとの強い願い」による、「自発的なもの」だと強調しました。

ムガベ氏は1980年の独立以来、37年間にわたって実権を握り続けてきた世界最高齢の首脳でした。最近、グレース夫人を後継者とする動きを強め、有力候補だったムナンガグワ前副大統領を解任。これを受けて、前副大統領に近いとされる国軍指導部が15日に「反乱」を起こし、ムガベ氏を軟禁して緊張感が高まっていました。

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その時の夜、ヨハネスブルグのヒルブロウでは

ムガベ大統領辞任が報道された日の夜、ヨハネスブルグのヒルブロウ(Hillbrow)は独裁の終焉と新たな時代の到来を祝福するジンバブエ人で埋め尽くされました。

「世界一危険な街」と形容されることが多いヒルブロウですが、実の姿は隣接するヨービル(Yeovil)と並んでアフリカ諸国からの移民が多く住む地域となっています。

壊滅的なジンバブエ国内の経済状況を受けて、ジンバブエ人の約5割が海外に飛び出してディアスポラとなっていると言われています。隣国かつアフリカ最大の経済大国である南アはその最大の受入国で、少なくとも100万人以上が南アに滞在しているというのが定説です。

映像からは、新しい時代の到来を喜ぶ熱い気持ちが伝わってきます。

ジンバブエの未来はジンバブエ人の手に

ジンバブエ議会は今回、「憲法上の権限の悪用」や「前例のない経済崩壊」を招いたことなどを理由に弾劾手続きに着手していました。

2008年に経済政策の失態で招いたハイパーインフレは「前例のない経済崩壊」の最たるもので、最終的には100兆円ジンバブエ札なるものまでが登場するに至りました。

その後も、「南アフリカ・ランド、ボツワナ・プラ、英ポンドに加えて、豪ドル、中国元、インド・ルピー、日本円を法定通貨として認める」と迷走を続け、現在の失業率は推定90%。辛抱強いジンバブエ人もついに、我慢の限界が来たということなのでしょう。

ムナンガグワ氏の政治手腕は未知数ながら、ジンバブエの未来がジンバブエ人の手に取り戻す大きな一歩となった、今回のムガベ大統領辞任劇。

南アの経済や雇用という観点から考えると、高い教育水準と勤勉さで南アの労働市場を支えているヒルブロウやヨービルの住民たちが南アに残るのか、あるいは祖国へ帰る決断をするのかは大変気になるところです。

ですが、今はそれは後回しにして、ジンバブエ人の友人に心から「おめでとう」の一言を贈ります。

photo credit: a-birdie Robert Mugabe via photopin (license)

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