南アフリカでは、シャンパンと同じ瓶内二次発酵によるスパークリングワインが広く生産されています。
業界では「瓶内二次発酵12ヵ月以上」などのシャンパーニュ方式を参考にした自主基準を導入しています。この基準を満たしたスパークリングワインだけが、Methode Cap Classique(通称MCC)と名乗ることを許されています。
品質はもちろん、コストパフォーマンスの高さが南ア産ワインの特徴です。そこで、日本で手に入る南ア産スパークリングワインからおすすめをピックアップしてみました。
日本で買える南ア産スパークリングワイン5選!
ベルギーで畑違いの商売(石の製造業)を営んでいたオーナーが2005年に創業したMCC専門ワイナリー。南アにおけるワインのバイブルJohn Plater Wine guide 2018のMCC部門でフラッグシップが最高の5つ星を獲得。「南アのワイナリーは新しければ新しいほど質が高い」という格言を体現しています。我が家の2015年のクリスマスワインでした。
1950年代の低温発酵、1985年のナイトハーベスト(夜間収穫)、1991年に酸化防止剤無添加のスパークリングリリース、など他生産者に先駆けた取り組みを続けている老舗ワイナリー。親しい南アの友人の故郷ということもあって、密かに応援しています。
発酵期間が短いためMCCではありませんが、コストパフォーマンスを評価してご紹介です。Cape Townからほど近いConstantia地区の歴史ある造り手がSteenberg。100%ソーヴィニョン・ブランを6ヵ月瓶内二次発酵させたこのワインはどちらかと言うと夏向きですが、ソーヴィニョン・ブランの特徴はそのままにきめ細やかな泡が楽しめます。
ネルソン・マンデラ元大統領が自身の就任式典で飲み、オバマ元大統領が民主党大統領候補者に選出された夜にお気に入りのレストランBlack Birdで注文したという、グラハム・ベック・ブリュットNV。エピソード先行にも聞こえますが、Mr. Bubbleと呼ばれ南アのMCCを引っ張るグラハム・ベック氏のワインに間違いはありません。シャルドネ51%/ピノノワール49%。
グラハム・ベックの高級キュベもおすすめです。
ぜひ、お祝いに華を添える素敵な一本を見つけてください。
さいごに
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