南アフリカ、新型コロナ新規感染4000件超え 学校でのスポーツを大幅に制限 担任が自主隔離に

南アフリカでは寒波の訪れと共に、新型コロナウイルスの第3波襲来が心配されています。

状況を確認すると、過去1週間で1日あたりの新規感染件数がもっとも多かったのは22日の4236件。久しぶりの4000件超えでドキッとしましたが、翌日、翌々日は3000件を割り込んでいます。一方で7日間平均では直近の数字が3195件。1週間前の2537件から確実に増加しています。

身の回りを見ても、友人家族は新型コロナ陽性が発覚して自宅療養に。子どもの学校でもクラスメイト2人が親の新型コロナ陽性に伴い10日間自宅待機、また、今週には担任の先生が濃厚接触者に該当してしまい自主隔離入りするなど、事案が増加しています。

学校でのコンタクトスポーツを一時禁止

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先週には政府から、学校でのスポーツに制限を課す旨が発表されました。

措置の内容は、学校でのコンタクトスポーツを一時禁止するというもの。期限は「学校でのスポーツに起因するクラスター発生が収束するまで」とのみ発表され、明確には示されていません。

政府当局は下記がコンタクトスポーツに該当する、と示しています。

  • バスケットボール
  • サッカー
  • ホッケー
  • ネットボール
  • ラグビー
  • バレーボール
  • ゴールボール
  • コーコー
  • ボクシング
  • 柔道
  • 空手
  • テコンドー
  • レスリング
  • 水球

併せてノンコンタクトスポーツに関しても、人の移動抑制という観点から、学校対学校の対外試合は原則禁止になりました。

加えてスポーツではありませんが、全国合唱コンクールABC Motsepe Schools Choral Eisteddfodの差し止めも発表されています。

Education department suspends contact sports in schools as Covid-19 numbers rise
All contact sport in schools is suspended with immediate effect.

子ども学校では課外授業が全てキャンセルに

この政府発表を受けて子どもの学校(公立)でも、学校が放課後に行うSchool Extramural(部活のようなもの)が全てキャンセルになりました。

一方で、私企業が学校の敷地内で行うPrivate Extramuralに関しては各事業者・コーチの判断に委ねるとの通知を受け取っています。

この結果、例えば空手は政府発表のコンタクトスポーツに該当しますが、子どもの学校では町道場の先生が稽古を行っているので継続して実施、というちょっと奇妙な事態になっています。

また、学校同士の対外試合が禁止される一方で、今週末に子どもが出場予定のテニストーナメント主催者も「大会は予定通り実施」と明言しています。

学校外、例えば地域のサッカークラブやラグビークラブでの活動は禁止の対象外ですので子どもがスポーツを行う機会が完全に奪われたという状況ではありませんが、さらなる規制強化もあり得るな、という印象です。

60歳以上を中心としたワクチン接種プログラム開始という明るいニュースもある中で、なんとか感染拡大を抑え込んで冬を乗り切りたいものです。

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