新型コロナ第3波が忍び寄る南アフリカで、禁酒の再導入を含めたロックダウン規制の強化が検討されています。
報道が伝えるところでは、5月25日に開催されたNational Coronavirus Command Council(NCCC)の会合にて、専門家から構成されるMinisterial Advisory Committee(MAC)より、ロックダウンのレベル2への引き上げを含む規制強化が提言されたとのこと。
これは会合に先んじて、「新型コロナ感染拡大防止のために規制強化が必要」と発言したMkhize保健大臣の意向にも沿った内容で、近日中に何らかの規制強化が図られることはほぼ確実と言えそうです。
新ロックダウンレベル2規制の内容は?
現時点で規制強化の内容はメディアリーク含めて明らかにされていません。
しかし、NCCC会合の前日24日に酒類の業界2団体National Liquor Traders Council(NLTC)およびLiquor Traders Association of South Africa(LTASA)が公開書簡という形でRamaphosa大統領宛に禁酒措置に関する要望書を提出したことから、規制強化の一環に禁酒が含まれるのではという憶測が高まっています。
In an open letter addressed to the president, the National Liquor Traders Council (NLTC) and Liquor Traders Association of South Africa (LTASA) said that any further decisions taken needed to be guided by scientific evidence.
“Where restrictions in economic activity are required, these should be clearly explained with clear end dates.
“This allows businesses to plan, rather than facing an open-ended disruption which is significantly more difficult to manage and leads to far greater business distress and job losses. Setting clear end dates, or at least clear criteria upon which restrictions would be lifted, such as infection rates, is vital.
出典:Government considering level 2 lockdown for South Africa: report
また、複数の当地報道によると規制強化に際しては、
- 集会の上限人員規制強化(現在は屋内250人、屋外500人)
- 門限の強化(現在は0時〜4時が外出禁止。規制強化後は20時以降外出禁止との噂も)
の導入は確実だろうと言われています。
これまでの傾向から考えると、Ramaphosa演説が行われるとしたら木曜日または金曜日の夕方か。
……さて、ちょっと酒買いに行ってきます。
2020年の南アフリカ禁酒について
昨年の南アフリカでの禁酒措置に関して何本か記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
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