もう遥か昔のことに思えますが、去年のクリスマスはケープタウン(Cape Town)の友人宅で過ごしました。
1週間ほど滞在してあちこちに足を伸ばす中で、ここはぜひ紹介したい!という場所がいくつかありました。そこで、しばらくの間はケープタウン情報も書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
さて、そんな訳でケープタウン情報の第1回を飾るのは、浜辺の豪快なレストランDie Strand Loperです。
アフリカーンスで「ビーチランナー」を意味するこのレストランは色々と型破りで、例えばこんな特徴があります。
・料理は1人250ランドのコース料理のみ
・注意事項「最低3時間は確保してご来店ください」
・お酒、飲み物はノーチャージで持ち込み自由
一体どんな場所なんだろう……?と僕も半分ドキドキしながら訪れたのですが、百聞は一見にしかず、さっそく足を進めてみましょう。
お店があるのは、海辺の崖の上。そして、これが入口です。もうこの辺りから、ただならぬ雰囲気が漂っています。
中はこんな風になっています。漁関係の道具が飾られて雰囲気バッチリです。
全景です。お店は料理ができたら自分で取りに行くビュッフェスタイル。海賊旗の周りで料理がサーブされるので、それぞれの料理毎にお皿を持って出向きます。客席は周りに見える屋根の下にあります。低めのテーブルを囲むのは背もたれのない簡単なベンチ、そして下は砂地というセッティングです。
さて、ここからは何皿か料理を紹介できればと。
まず前菜はムール貝。味付けはガーリックバターと白ワイン蒸しの二種類です。貝好きの僕はここで食べ過ぎてしまい、後でちょっと後悔するハメに。ペース配分が大切です。ちなみに、料理は全10皿ということになっています。
フィッシュカレー。骨付きの魚が豪快にゴロゴロ入っています。みんなカレー好きなのか、アナウンスがあってからあっという間に行列ができました。食べてみると、確かに美味しい!
その場で焼きあげる一口サイズのパン。生地をちぎっては丸めて、火の上に並べていきます。うーん、豪快。ちなみに料理毎に出されるパンが違うという、繊細さも持ちあわせています。
この後もスヌークという魚の炭火焼きやエンゼルフィッシュの塩焼き、他にはウォーターブロッメジエ(Waterblommetjie)という食用花とラムの煮込みも出てきました。
そしていよいよ料理の締めくくり、伊勢海老の炭火焼きの登場です!
「こんなに大量の伊勢海老、初めて見るわ」とばかりに、火の周りにはあっという間に人だかりができました。
なんと伊勢海老だけは1人半身と割り当てが決まっていて、お店の人がテーブルを回ってくれます。あー、残念! 伊勢海老が高級食材なのは、どこの国でも変わらないんですね。
お店があるランゲバーン(Langebaan)はケープタウンから125km、車で1時間半もあれば十分な距離です。カジュアルなお店なので子ども連れもOK(僕は3ヵ月の子ども連れでした)。食いしん坊さんたちはぜひチャレンジしてみてください。
お店の情報
●名称
Die Strandloper
●住所
On the beach, Langebaan
●電話
022-772-2490
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