「せっかく南アフリカにいるんだから、豪快に肉の塊が食べたいな」。
そんなゲストのリクエストに応えてある日の遅いランチに訪問したのが、パークタウン・ノース(Parktown North)にお店を構えるステーキハウス、The Local Grillです。
肉の熟成状況を伝えるボード
肉は穀物牛と牧草牛の2種類が用意されていて、選べる部位はランプ、サーロイン、フィレ、Tボーン、リブアイの5種類。部位に応じてドライエイジング、またはウェットエイジングで熟成がなされていて、その日の熟成具合は店内に貼りだされています。
実はステーキだけではなく、このお店はワインのセレクションにも定評があります。グラスワインが赤白それぞれ8種類くらいあった気がします。せっかくなので、僕たちも少し飲みながら前菜をつまむことにしました。
Karoo Platter
メニューには鹿(と書いてあるけど、実際はたぶんクドゥ)のサラミとカルパッチョの盛り合わせなのですが、サラミが切れていたため、牛肉のカルパッチョに差し替えて対応してもらいまいした。二種類のカルパッチョが食べられて、むしろ大満足。
リブアイステーキ(500g)
リブアイは500gまたは700gから選びます。お皿には肉の塊がドカン、と。付け合せは別盛りです。やっぱり骨付きの肉は美味しいですね。
焼き加減は注文の時に聞いてくれます。僕はミディアムで注文したところ、ミディアム・レアに近い感じで焼きあがってきました。もっと火を通して欲しい人は、ミディアム・ウェルで注文してください。
オニオンリング
付け合せのオニオンリング。これは美味い! お酒が進む味です。衣はポレンタ&クミンまたは、ビールの2種類から選べます。
名店の裏側はどうなっているのか? 厨房に潜入
お店で肉を熟成しているというこのお店、実際にどんな感じなんだろう……と思っていたら、なんと熟成庫と厨房を見学させてくれるとのこと。遅いランチという時間帯がよかったのでしょうか、何事も言ってみるものです。
肉の熟成庫。吊るされているのがドライエイジング中の肉
こちらが熟成庫の様子です。ドライエイジングされるリブアイとTボーンが吊るされています。僕が食べたリブアイステーキもここから切りだされたと思うと、本当にいい肉を食べたんだなぁという気分になりました。
棚に並んでいるのは、サーロインやフィレなどです。こちらはウェットエイジングのため、パックされて並べられています。
巨大なグリルを中心とした厨房
厨房はディナータイムに向けて付け合せやソースの仕込み真っ最中でした。
店内の雰囲気。15時頃撮影
ゆっくりと食事を楽しむことができる、とても落ち着いた内装です。
パークタウン・ノースにはTurn ‘n Tenderもあってこちらもいいお店なのですが、純粋な肉の質はこちらが一枚上という印象を持ちました。いずれにせよお腹いっぱいで大満足です。
お店の情報
●名称
The Local Grill
●住所
Corner of 7th & 3rd Avenues, Parktown North, Johannesburg
●電話
011-880-1946
●ホームページ
※この記事は「地球の歩き方特派員ブログ」に投稿したものです。
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