スワコプムント(Swakopmund)到着2日目のディナーに選んだのは、街の中心部に位置するBrauhaus。ドイツ語でビール醸造所を意味するこのレストランは、本格的なドイツ料理が評判のお店です。
ちょっと待って、なんでナミビアでドイツ料理なの?という声が聞こえてきそうなので、簡単に解説したいと思います。
かつて「未開な人々に文明を与える」という大義名分の元でヨーロッパ諸国がアフリカ各地を植民地化していた頃、ドイツもアフリカ大陸内に複数の植民地を保有していました。その1つとして独領南西アフリカ、つまり現在のナミビアを保有していたため、今でもナミビアにはドイツの影響が様々な形で残っているという訳なのです。
さて、話を戻します。Brauhausはスワコプムントに数あるレストランの中でも屈指の人気店の1つです。年末の繁忙期に訪れた僕たちは、宿の人にお願いして開店と同時に席を確保しておいてもらいました。
メニューにはシーフードも掲載されていますが、ドイツ料理を注文しない訳にはいきません。大人2人+子ども1人(1歳3ヵ月)で4品は多いかなと思いつつ、アイスバイン、茹でソーセージ(ボックヴルスト)、焼きソーセージ(ブラートブルスト)、フィッシュスープを注文しました。
ビールを飲みながら料理を待っていると、お店の前には早くも行列ができています。これは予約してもらって大正解でした。
こちらはブラートヴルスト。ご覧の通り、マッシュポテトとザワークラウトが添えられています。香ばし焼き目に「これはビールにぴったりだなぁ」と思っていたのですが、結構な量を子どもに食べられてしまったような気がします。
ふと隣を見ると、何やら気になるものを飲んでいる人がいます。聞くと、このお店名物の2リットルビールなんだそう。「名物」と聞いてしまっては注文しない訳ないはいかないねぇ……ということで、2人で1杯をオーダー。
既に乾杯で500mlは飲みきっていて、これからアイスバインが到着するというのに、大丈夫なのでしょうか。
ほどなくしてアイスバインが登場です。これは……でかい! クネーデルとザワークラウトが添えられていますが、主役はあくまでも肉。大胆にナイフを入れて、肉の旨味を味わいましょう。
2リットルのビールを飲み干し、食事も完食……とまでは行かなかったものの、おつまみ程度の量を持ち帰り用に包んでもらってお店を後にする頃、テーブル席はもちろんバーカウンターまでが人で埋め尽くされていました。
確かに、この味とボリュームなら人気があるのも納得です。
シーフードに負けない魅力があるナミビアの本格ドイツ料理店、胃袋に自信がある方はぜひアイスバインに挑戦してみてください。
お店の情報
●名称
Swakopmund Brauhaus
●住所
The Arcade 22, Sam Nujoma Drive
●電話
+264- 64-402-214(ナミビア)
●ホームページ
※この記事は「地球の歩き方特派員ブログ」に投稿したものです。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/johannesburg/
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