南アフリカが誇る世界最大のバオバブに大興奮 樹齢はなんと6000年!

リンポポ(Limpopo)州はバオバブ天国です。ジンバブエとの国境近くになると国道1号線の脇にもバオバブが立ち並び、南アフリカ最北の高速道路料金所はその名もバオバブ料金所(Baobab Toll Plaza)。小さなバオバブが、アフリカ大陸を北上する旅行者たちを出迎えてくれます。

でも、これはほんの序の口。南アフリカには世界最大のバオバブが生息しているのです!

ということで世界最大のバオバブ、その名もサンランド・バオバブを訪ねてリンポポ州のモジャジスクルーフ(Modjadjiskloof)に行って来ました。

世界最大のバオバブはどれくらい大きいのか?

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思わず見上げちゃう大きさ!

さて世界最大のバオバブ……一言で表現するならとんでもなくでかい!です。

まずは樹齢を調べてみると、放射性炭素年代測定法によって6000年と推測されているそう。このバオバブは、メソポタミア文明が栄えるよりも前から、この大地に根を張っているという訳です。さらに驚かされるのは、このバオバブが今でもしっかり生きているってこと。僕が行った時は若葉でしたが、時期になると実をつけるそうです。

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青々とした葉をつける見事な立ち姿

世界の巨樹を見に行く会のみなさんによる2013年1月の測定では、幹回りが47.1メートルだったそうですが、やがて50メートルを超える日が来るのかもしれません。

木の幹にぽっかり空いた大きな穴 のぞいてみるとバーカウンターが!

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バーへの入口

サンランド・バオバブがユニークなのは、幹の中がバーになっているところです。

えっ、歴史ある大木になんてことを!……と思うかもしれません。でも調べてみたら、実はそれなりの理由があるようです。

そもそもこの空間は人工的につくられたものではなく、年月を経てバオバブの中に自然とできるもの。また、バオバブには幹の中を低温に保てるという特徴があるため、この空間は伝統的に貯蔵庫や酒場、はたまた水瓶として活用されてきたといいます。

オーナーがこのような伝統を考えた上で、バーをつくったのかどうかはわかりません。でもこんな風に考えてみると、意外と悪くないような気がしてきました。

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立派なバーカウンター

せっかくなのでバー・バオバブでぜひお酒を味わいたいところ。ところが残念ながら現在はカウンターなどの設備があるだけで、バーとしての営業はしていません。

でも大丈夫。バー・バオバブで乾杯したい!という人のために、同じ敷地内にある受付でビールやソフトドリンクを買うことができます。ひんやりした空間で6000年の歴史を感じながら、のどごしを楽しんでください。

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ビールやソフトドリンクなどが買える受付

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バオバブの苗。将来の財産として1本いかがでしょう?

参考情報

●名称

Sunland Baobab

●住所

S0 23 37.271
E0 30.11.877
Elevation: 2580

●電話

082-413-2228

●ホームページ

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※この記事は「地球の歩き方特派員ブログ」に投稿したものです。
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