今週末はサッカーから目が離せません! サッカー2014年W杯アフリカ2次予選の最終戦が行われるためです。
2次予選に参加する40チームの中で、3次予選(最終予選)にコマを進めることができるのは10チーム。各組第1位のチームだけが勝ち抜けるという厳しい闘いです。
ここ最近、アフリカサッカー界の勢力地図は激しく動いています。アフリカNo.1を決める今年のアフリカ・カップ・オブ・ネイションズ(Africa Cup of Nations)では、人口約50万人の島国カーボベルデがプレー(と選手のルックス)で人々を魅了。また、西アフリカの小国ブルキナファソの決勝進出には誰もが驚かされました(優勝はナイジェリア)。
このような状況を反映してか、2次予選はとにかく混戦です。これまでに勝ち抜けたのはコートジボワール(C組)、エジプト(G組)、アルジェリア(H組)の3チームのみ。最終戦を前にして、まだ16チームに可能性が残っています。
●2次予選突破の可能性があるチーム一覧
A組: エチオピア、南アフリカ共和国、ボツワナ
B組: チュニジア、カーボベルデ
C組: ★コートジボワール
D組: ガーナ、ザンビア
E組: コンゴ共和国、ブルキナファソ、ガボン
F組: ナイジェリア、マラウィ
G組: ★エジプト
H組: ★アルジェリア
I組: カメルーン、リビア
J組: セネガル、ウガンダ
※「★」=勝ち抜け
※2013年9月6日現在。FIFA公式サイトを参考に筆者作成。
南アフリカはわずかな希望とともにボツワナと対戦
エチオピア、ボツワナ、中央アフリカとともにグループAを構成する南アフリカは、2次予選ではなかなか調子が上がらず予選敗退が一度は確定しました。
ところが、南アフリカが所属するA組1位のエチオピアが勝利した対ボツワナ戦でのルール違反が明らかになり、エチオピアの1勝が剥奪されました(3対0でボツワナの勝利へとスコア変更)。
この結果、同組2位の南アフリカと3位のボツワナは、2次予選突破の可能性を再び手にして、最終戦を迎えることになりました。
●サッカー2014年W杯 予選敗退の南アフリカにわずかな望み?
とはいえ、厳しい状況であることは確かです。対戦カードは「エチオピア 対 中央アフリカ」と「南アフリカ 対 ボツワナ」で、同組1位のエチオピアが勝利してしまうと、南アフリカに勝ち抜けの可能性はありません。
「まずはバファナバファナ(南アフリカサッカー代表チームの愛称)が勝つかどうか。話はそれからだ」。こんなコメントが南アフリカの各メディアからは聞かれます。
前回ホスト国の南アフリカがブラジルへの夢をつなぐのか。また、他グループでは強豪国が順当に勝ち上がるのか、それとも小国による下克上が見られるのか。要注目です。
※この記事は「地球の歩き方特派員ブログ」に投稿したものです。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/johannesburg/
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