南アフリカが久しぶりに停電の危機に瀕しています。
思い出せば4年前、雨ニマケテ計画停電開始
原因はEskomの不手際、これに集約されます。南アフリカで消費される電力の約90%を供給している石炭火力発電所への石炭供給が不足している、というのです。
Eskomの不手際といえば、思い出すのは2014年のこと。Load Shedding(計画停電)が頻繁に行われていたのですが、この時の原因は石炭が雨が濡れてしまったことだとか。なんとお粗末な……。
後日人づてに聞いた話では、「石炭が雨で濡れたから」というのは南ア国民向けに取ってつけた理由で、本当は単純な在庫管理に失敗したんだそう。どちらが本当だとしても、かつて「世界一効率的な電力公社」と賞賛されたEskomは今や見る影もありません。
Eskomアプリで計画停電情報をゲット! ただし精度は?
ちなみに計画停電とは言うものの、1分単位で厳密な計画停電が行われた日本とは異なり、その実態は無計画停電と呼ぶべきもの。iPhoneとAndroidのアプリに住所を登録するとアラートで教えてくれますが、これに何度騙されたことか……。
南アの電力需要が高まるのは冬、つまり、まさにこれからです。何事もなく冬が越せることを願うばかりです。
なお、万が一計画停電が始まった場合の対策はこちらにまとめています。大容量のモバイルバッテリーやカセットコンロを手元に置いておくとよいですよ。ご参考まで。
●一体なぜ? Eskomによる南アフリカの計画停電 最近の傾向と対策
https://cacia.net/south-africa-load-shedding-1504.html
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