僕が初めてデジカメを買ったのは、確か2001年だったと思います。SONYの単焦点デジカメDSC-P3を大学生の頃に買いました。目的は、バックパック先での撮影です。
今とは違って、当時は途上国でデジカメを持っているととても目立つものでした。そこで、「サイズ」と「起動の早さ」を最優先した結果、僕のデジカメはDSC-P3(SONY)、DSC-U20(SONY)、XACTI J4(三洋電機)と変遷しました。
目的から考えてみると、悪くない選択だったかなと思います。DSC-P3には足で構図を稼ぐことを強制されました。名機XACTI J4では動画の楽しみを味わいました。ただしどの機種にも共通する悩みは、写真の画質が高くないという点です。目的が目的だったので仕方ないのですが……。
そんな僕の写真を一変させたのが、リコーのGX200です。
初めてGX200を使って写真を撮った時には、本当に驚きました。今までの写真は何だったのか、と。もちろん腕がよければどんなカメラを使ってもある程度の写真は撮れるのでしょうが、画角が広くて細かい設定ができるこのカメラにはたくさんのことを教えてもらいました。
とはいえ、今のデジカメと比較するとスペック的には全く勝負になりません。実際に使っていても、フォーカスが遅い、暗所でのノイズが目立つなど欠点はいくらでも挙げられます。
でもこのGX200、晴天時の屋外ではハッとするようないい絵がまだまだ撮れるので、どうにも手放せないまま5年が過ぎてしまいました。
ただ、子どもが生まれてこの欠点がどうしても気に始めた今日この頃。ついにコンデジの買い替えを考えています。
候補に上がっているのは、FUJIFILMのX20です。数年後には一昔前のスペックになっているのでしょうが、GX200を使った経験から、このカメラならば長く使えるような気がしています。
(2020年6月18日追記)
紆余曲折を経て、現在はFujifilm XQ2とX-T10の2台使いになっています。
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