Blackberry Curve 9320のROM焼き日本語化に成功 作業工程のメモ

Blackberry Curve 8520 Keypad
Blackberry Curve 9320のROM焼き日本語化に成功しました。データのバックアップから日本語化の完了までだいたい1時間くらいでした。「これでお母さんにメールが送れる!」と喜んでもらえてよかったです。

また頼まれることがあるかもしれないので、備忘録的に作業工程を書いておこうと思います。

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作業の全体像

Blackberry Desktop Softwareと必要なROMを入手

バックアップ

ROM焼き

日本語入力有効化

完了!

作業環境

●端末
Blackberry Curve 9320(南アフリカ共和国 MTN)

●PC
Let’s note CF-R8(Windows XP Professional)

ROM焼きの手順

Blackberryの公式ページからBlackberry Desktop Softwareをダウンロードします。

●Blackberry Desktop Softwareのダウンロード
http://us.blackberry.com/software/desktop.html

Blackberry Desktop SoftwareをPCにインストール。端末をPCにつないでバックアップを作成します。

Windowsを再起動する(もしくはタスクマネージャーなどでBlackberry Desktop Softwareを完全に終了させる)

Blackberryの公式ページから日本語に対応しているROMをダウンロードします。

●Desktop & Device Software Download Sites for BlackBerry users
http://us.blackberry.com/support/apps-and-software/desktop-and-device-download-sites.html

この中から僕はSingapore Telecom Mobile Pte LtdのROMを選びました。コピペしておきます。

●Singapore Telecom Mobile Pte Ltd
https://swdownloads.blackberry.com/Downloads/entry.do?code=3DD48AB31D016FFCBF3314DF2B3CB9CE

BlackBerry Handheld Software v7.1.0.2102 (All Languages)

Package Version: 7.1.0.2102
Consisting of:
Applications: 7.1.0.746
Software Platform: 9.49.0.77
File name: 9320jAllLang_PBr7.1.0_rel2102_PL9.49.0.77_A7.1.0.746_Singapore_Telecom_Mobile_Pte_Ltd.exe
File size: 275.4MB

ご存じの方も多いと思いますが、ファイル名に「j」が入っていれば日本語がサポートされています。この場合は「9320jAllLang」なので問題なしですね。

ちなみに、アジア・太平洋地区のROMが日本語をサポートしていることが多そうです。前回Blackberry Torch 9810のROM焼きを行った時はオーストラリアかフィジーのROMを使ったような気がします。

ファイルをダウンロードしたら、ROMを解凍します。解凍したら、次の場所にあるVendor.xmlを削除します。

C:\Program Files\Common Files\Research In Motion\AppLoader\Vendor.xml

続いて同じ場所にあるLoader.exeを起動させます。これがROM焼きのプログラムです。

C:\Program Files\Common Files\Research In Motion\AppLoader\Loader.exe

途中でバックアップについて聞かれると思います。「デバイスをロードする前にデバイスアプリケーションデータを自動的にバックアップし、ロード操作の完了後にコンテンツを復元する(推奨)」「バックアップと復元の操作にメールを含める」にチェックを入れます。

「デバイスを接続する通信ポートを指定します」というメッセージが出ます。USB接続で問題がなければ「次へ」をクリックします。

「デバイスにインストールするアプリケーション、またはデバイスから削除するアプリケーションを選択肢てください」というメッセージが出ます。お好みで取捨選択してください。「次へ」をクリックするとROM焼きが始まります。

「デバイスを更新しています」というメッセージが出たらROM焼きが進んでいる証拠です。USBケーブルを抜いたり、電源を落としたりしないように気をつけます。

日本語入力の有効化の手順

無事ROM焼きが完了すれば、日本語入力機能がBlackberry Curve 9320にインストールされているはずです。機種によってはこの時点で日本語入力が使えるようなのですが、今回は最後にもう1つだけ作業が必要でした。

Blackberry Desktop Softwareを再び開いて、Applicationsをクリックします。East Asian Language and Input Supportの中にあるJapaneseの横にある「+(プラスマーク)」をクリックします。

右下のApplyをクリックするとインストールが始まります。

これで日本語化は完了です。端末本体で「Alt + Enter」を押すと言語の切り替えができます。

感想など

「日本語入力の有効化」という手順は予想していなかったので一瞬ハマりかけたけど、全体的にはスムーズな作業でした。Blackberry Torch 9810での経験が役に立ちました。

ちなみに南アフリカではBlackberryの人気が結構高いです。一般的にパケホーダイではない中で(一部制限はあるものの)普通の使い方をしている限りは定額パケットという大きなウリを持っているからです。

SMSを使えば1通いくらの料金がかかるけど、BBMやWhat’s APPを使えばテキストメッセージにかかる料金は無料。FacebookなどのSNSへのアクセスも無料。これは結構大きいです。南アフリカではもうしばらくBlackberry人気は衰えない気がします。

コメント

  1. Hiroshi より:

    お役立ち情報ありがとうございます。3,4年前9320購入時と、今日Updateを間違えて日本語が使えなくなって復元と2度、救われました。
    海外赴任大変なことと思いますが、お仕事頑張ってください。

    • Kachajp より:

      お役に立って何よりです! Androidやiphoneに押されて元気がないBlackberryですが、ポチポチキーボードはなかなか捨てがたいですよね。仕事も頑張りますー。

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